僕は君たちに武器を配りたい

こんにちは。ミスターイッチーです。

タイトル見てビックリしましたか?

 

「おいおい、こいつ変だとは思っていたけど、ついにおかしくなったな」と思ったあなた!

 

これはですね。実は本のタイトルなんです。

 

僕は君たちに武器を配りたい

 

瀧本哲史さんという投資家が7年前に書いた本です。

ある雑誌でオススメされていて、最初はタイトルが気になって読んだのですが、中身が想像以上によかったので、ブログで紹介することにしました。

 

表紙には

「本書は、これから社会に旅立つ、あるいは旅立ったばかりの若者が、非情で残酷な日本社会を生き抜くための「ゲリラ戦」のすすめである」

と書かれています。

 

当時と今は何が違うのか?

当時を振り返ってみると、リーマンショックの影響で世界的な金融不安でした。サブプライムローン問題が連日のように報道されていましたよね。また東日本大震災の影響で、震災からの復興が国家としての課題で「頑張ろう日本」というスローガンをよく見ましたね。

有効求人倍率も0.5倍前後でした。

 

アイフォンが発売されたのが2007年の1月ですよね。

 

今はどうかというと、2020年のオリンピックに向けて経済をがんがん回しているという印象が強く、人手不足が問題になっています。

 

また、社会を見ると生活の多くにスマホが関わっていて、SNSのここまでの浸透は、私は想像すらできていませんでした。

 

青森を訪れる外国人観光客も年々増えています。

 

7年前の当時と今とでは、経済や社会の状況は大きく変わっていますが、本で書かれている内容は、現在でも当てはまることが多く、なるほどと思うことが多い内容でした。

では、生き残るための武器とは?

 

 

武器の内容は

本の中から引用すると

 

◎インターネットによって、知識獲得コスト、教育コストが激減し、世界的な競争にさらされるなど、急激な社会変化に注視せよ!

◎全産業で「コモディティー化」が進んでいる。賃金を下げないためにはコモディティーになるな!

◎企業や商品で差をつけることは難しい。差をつけるには、ターゲットとなった顧客が共感できるストーリーを作ること

◎自分自身も「商品」。売る「場所」を変えることでまったく結果が違ってくる。

 

これは瀧本さんが若者に向けて書いたメッセージの一部です。

もっと若い時に読んでおきたかったですね。

20代から30代の私は、英語や中国語の勉強にけっこう時間を費やしたんですよ。

そのことを否定するつもりはないけれど、それを更にどう活かすかという部分を、もっと戦略的に考えておけばよかったと当時の自分に伝えたいですね。

 

今、喋れる人なんてゴロゴロいますからね。

 

やがて悲しき外国語。

 

ただ、これから、まだまだ社会で働き続けなければならない私のようなおじさん世代にもタメになる部分がいっぱいあります。

 

人生100年時代ですからね。

 

自分の仕事が、商品としての自分がコモディティ化(他の人でもできること、日用品、個性のないもの)しているなと感じたら、ぜひ本書を読んでこれからの時代を生き抜く術を考えるきっかになればいいなと思います。

 

もしかしたら、10年後には

スマホを使う人がいなくなっていたり、

配達の多くがドローンになっていたり、

上司がロボットになっていたり、

 

ということが案外起きているかも。

本当に変化のスピードが速いですからね。

 

本は290ページ程ありますが、若者に分かる平易な言葉で書かれているので読みやすいですよ。

 

この夏に読んでほしいオススメの一冊です。

 

僕は君たちに武器を配りたい

僕は君たちに武器を配りたい