登山初心者が北アルプス縦走に挑戦
ちょうど去年の今頃です。
きっかけは、奥さんが鈴木みきさんの『山小屋で会いましょう』という本を読んで、「わたしも北アルプスの山小屋に泊まりたい。絶景を見たい」と言い出したんです。
イッチーはですね。「おいおい何を言ってるの?八甲田を登るのもきつそうなのに。まずは体力つけてからにしなさい」とやんわりと奥さんにもうすこし経験を積んでからチャレンジすべきだと説得しました。
ですが、奥さんの行きたいという決意は強く、登るのを決めたのが4ヶ月前。
それからは、朝早起きして近所の公園の散歩と階段の登り降りをしてトレーニング。
休みの日には、秋田駒ヶ岳、八幡平、八甲田、岩木山で実践を積みました。
そして、いざ挑戦。
初日の燕岳までは、ひたすら登りでコースタイムよりはだいぶ時間がかかりましたが、頂上からは絶景が待っていました。
また、初日に宿泊した燕山荘(えんざんそう)は、特に人気の高い山小屋で宿泊者が200人以上はいましたね。
標高2712メートルにある山小屋からの眺めは本当に素敵
夕焼けもきれいでした。
加工しなくてこの美しさですからね。
山小屋の夕食です。
かなりちゃんとしてます。
あと生ビールも飲めるんですよ。
部屋はこんな感じ
雲海から見える朝焼けは、ここ数年で見た景色の中でも一番といってもいいくらい。
2日目は燕山荘から常念小屋まで歩きます。
ここは北アルプスの表銀座コースと呼ばれていて、景色がいいので有名なんです。
右に見えるのが槍ヶ岳。
スケールが違いますね。
ただ緩やかとはいえ8時間くらいは歩いたと思います。
2日目に宿泊した常念小屋では、毎年北アルプスを登っているおじさんたちと話しをしながら、山の素晴らしさを再認識したのです。
大部屋とはいえちゃんとした部屋で宿泊
部屋からは穂高が見れるんですよ。
最終日の
3日目は下りの際に、イッチーが二度足を滑らせて体をぶつけるというアクシデントはあったものの、2泊3日の北アルプス縦走は無事下山できました。
この時のことを今になって振り返ってみると、
やりたいことができたら、
まずはやってみることが大事
なんですよね。
もし、体力がつくまで北アルプスには行かないとか言ってたら、
たぶん一生行けないかも。
山に行けば、遭難したり怪我したりするリスクはあります。
ただ、それを言い訳にして行かないのはちょっと違うかなと。
実際、4ケ月くらいトレーニングして、私たち夫婦もなんとか登れましたからね。
奥さんに至っては、最初は梵珠山でもバテてたくらいですからね。
結論
登山初心者もトレーニングを積めば、北アルプスを縦走できるんです。
もちろん、色々なアクシデントを想定しておく必要はありますが…
色々と不安な要素はあっても、まずは行動してみる。
そうすると、今まで見たことがない光景が見えますよ!
山の景色のことですけどね。
一冊の本を読んで興味を持ち、行動してみると、何かが変わるかもしれないという実体験に基づいたお話しでした。
もし登山や山小屋での宿泊に興味があるかたは、鈴木みきさんの書籍がおすすめです。
女性向けに書かれていますが、男性でも楽しめますよ。