八戸市の『宝来食堂』について語ろう
こんにちは。
八戸市にある『宝来食堂』って知ってますか?
このお店が好きなひととは、イッチーは仲良くなれそうな気がします。
どんな食堂かというと、
よく言えば、古き良き伝統を今に残すお店。
別のいいかたをすれば、キタナシュラン。
のれん見ただけで、お店の歴史が分かりますよね。
気になるメニューですが、
ラーメン¥200、カレー¥300、定食は時価です。
値段の文字が消えかかっていますね。
これも歴史がある証拠。
定食は時価の表記ですが、だいたいは350円です。
イッチーが、このお店を初めて訪れたのは、八戸市に住んでいた10年以上前になります。
その時から、値段は全く変わっていないのですが、聞くところによると、50年近く値段が変わっていないメニューもあるそうです。
そのひとつがラーメンです。
200円のラーメンですが、味はちゃんとしています。あっさりのスープに、食べやすい麺、しかもシナチクもチャーシューもついて200円ですよ。
八戸市に住んでいたころは、週に一回は必ず行っていました。
味がすごい好きというよりは、当時は飲みまくっていて、お昼を食べるお金がなかったというのが正直なところ。
でも、宝来食堂があるおかげで、お腹いっぱい食べれましたからね。
本当に宝来食堂さんには、感謝感謝しかありません。
たぶん、それは私だけじゃなく、利用したことのある他のお客さんもなのでは。
自分的には、宝来食堂は八戸市民の食のセーフティーネットとでもいうべき存在だと思うんです。
グラミン銀行の食堂版みたいな感じで、ノーベル平和賞にも値するのではないかと本気で思っているんですよ。
ここまでの賛辞を送る、宝来食堂ですが、それはたぶん私のようなキタナシュランがOKの人の話であって、駄目な人には刺激が強過ぎるらしいです。
私は職場の同僚に勧めているんですが、苦手な人のほうが多いかもしれません。
ある若い子は衝撃のあまり、注文せずに出てきたそうです。
店内の雰囲気はこんな感じ。
おせいじにも、きれいとは言えませんが、大阪にこういうお店がたまにありますよね。
焼酎のペットボトルに入っているのは、お酒じゃなくて水ですよ。
今日は八戸に行ったので、お昼はもちろん宝来。いなりもつけて、計¥250。
これで250円ですからね。
おいなりは普通ですけど、ラーメンは美味いです。
300円でも払いますよ😄
以前、この宝来食堂が全国放送でとりあげられたことがあって、その時には、宝来のラーメンだけ食べに東京から八戸に新幹線に乗ってきた老夫婦を見たことがあります。
その時の老夫婦の会話を今でも覚えているんですが、「美味しかったです。なんか戦後すぐの日本を思い出しちゃた」って話していて。
そうなのかと。
さあ、この八戸の遺産と言っても過言ではない
宝来食堂
行ってみたくなりましたか?
間違ってもデートとかに使っちゃダメですよ。
営業時間 1130~
定休日 不定休
駐車場はありません
繰り返しますが、このお店が好きな人とはイッチーは仲良くなれそうな気がします。
追記
2020年11月に閉店したそうです。
本当に残念。また、ラーメンとカレーライスが食べたかったです。
詳細はデーリー東北さんの記事をどうぞ。
宝来食堂(八戸)が閉店 惜しむ常連客/半世紀の歴史、変わらぬ低価格で人気 – デーリー東北デジタル